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Polaroid drop / Scattered photo drop / Photo pile reveal

写真が少しだけ上から1枚ずつ置かれ、それぞれ違う角度に傾いたまま机に散らばる演出。肝は「大きめ→原寸」の縮みと着地の小さな行き過ぎで、これが無いと下からのフェードインと区別が付かず「手で置いた」感じが出ない。

写真が少しだけ上から1枚ずつ置かれ、それぞれ違う角度に傾いたまま机に散らばる演出。肝は「大きめ→原寸」の縮みと着地の小さな行き過ぎで、これが無いと下からのフェードインと区別が付かず「手で置いた」感じが出ない。

01Demo触って、数値を決める

Now今の値drop 12tilt 5.0duration 0.55stagger 70
12

写真1枚の高さに対する割合。10〜15%で「上から置いた」と読める。30%を超えると置くではなく落とすに見え、着地の行き過ぎが跳ね返りになる。

5.0

各写真の着地角度の上限。±3〜5degが手で並べた癖に見える。0で整列した額装になり、8degを超えると散らかった印象が勝つ。

0.55

0.45〜0.6sが自然。0.3sを切ると行き過ぎが見えずに瞬間表示になり、1sを超えると宙に浮いている時間が長く見える。

70

前の写真が着地しきる前に次を置き始める間隔。60〜90msで「次々と置かれる」リズムになる。0で全部同時に降り、150msを超えると1枚ずつ待たされる。

02Prompt数値はスライダーと連動

prompt.md
写真6枚のギャラリーに polaroid drop(散らばった写真が1枚ずつ置かれる演出)を実装してください。 - きっかけ: ボードが表示されたとき(マウント時)に1回だけ再生する。「Lay out again」ボタンを押すと全部を消してから同じ順番で置き直す。写真への mouseenter で傾きを打ち消して持ち上げ、mouseleave で戻す。タッチは写真をタップするたびに持ち上げ/戻しをトグルする - 写真は白い余白(下を広めにしたポラロイド風の枠)に入れ、3列×2段に少しずつずらして絶対配置する - 各写真の着地角度は -1, 0.6, -0.4, 0.8, -0.7, 1 の係数 × 5.0deg で固定する(乱数にしない=毎回同じ散らばり方) - 開始状態は opacity: 0・translateY(-12%)(写真自身の高さ基準)・scale(1.08)、そこから着地角度の rotate だけが残る状態へ動かす - 時間は 0.55s、イージングは cubic-bezier(0.25, 1.3, 0.5, 1)(着地でわずかに行き過ぎて戻る)。fill-mode は both - 遅延は 0.12s + 並び順 × 70ms(左上から右下へ) - ホバーでは rotate を着地角度の逆向きで打ち消し scale(1.07)、影を深くする(0.3s ease) - top / left ではなく transform と opacity だけで動かす(リフローさせない) - prefers-reduced-motion 時は置くアニメーションを省略し、着地した状態で最初から表示する(傾きは残す)

03 Vocab この動きを構成する語彙

  • overshoot easing — cubic-bezier の y を1より大きくした曲線(例 0.25, 1.3, 0.5, 1)。終点を少し越えて戻るので、置いた物がわずかに沈んで止まる感触になる。

  • stagger — 複数要素の開始を一定間隔でずらすこと。animation-delay に並び順×間隔を入れる。

  • animation-fill-mode: both — 遅延中は開始状態(透明・浮いた状態)を、終了後は最終状態を保つ指定。無いと遅延中の写真が先に着地位置で見えてしまう。

  • scatter layout — 格子を基準に位置と角度を少しずつ崩した配置。乱数ではなく固定の係数で崩すと、再表示しても同じ机の上に見える。

04 NG → OK 伝え方の差分

NG

言い方: 「写真がパラパラっと机に置かれる感じでギャラリーを出して」

なぜNG: 「パラパラ」では置く方向も傾きも決まらない。下からのフェードイン+stagger(=scroll fade in)か、ランダム角度で毎回散らばり方が変わる実装が返り、着地の行き過ぎと「大きめから縮む」が抜けて手で置いた感じが出ない。

OK

言い方: 「polaroid dropで。opacity 0・translateY(-12%)・scale(1.08)から着地角度のrotateへ、0.55s cubic-bezier(0.25,1.3,0.5,1)、遅延0.12s+i×70ms。角度は±5degの固定係数。transformのみ」

なぜOK: 開始状態(上・大きめ)と着地の行き過ぎをイージングの値で指定し、角度を固定係数にして毎回同じ散らばり方にした。「transformのみ」で並べ直しの重さも防げる。

動きの伝え方辞典

Motion dictionary

この辞典について

デザイナーとして「あの動き」を言葉で伝えられずに困ったのが、はじまりです。名前と数値のない動きに、名前と数値を付けています。毎朝ひとつずつ増えています。

編者
monaka design.(志藤 諒太)Webサイトのデザインをしています。動きの設計も込みで。
版
毎朝更新
写真
Unsplash(紙と活字の18枚)
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